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【FP1級】合格率3.51%の衝撃【学科試験】

こんにちは。FPひろき(@fp_hiroki)です。

 

FPひろき@オフ仕様
昨日はFP1級の合格発表だったらしい。

 

凄いことになってるみたいですね...。

 

FPひろき@オフ仕様
どうやらFP1級学科試験の合格率が3.51%だったとのこと...。

 

そんなに難しい資格試験でしたっけ...?((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル

 

FPひろき@オフ仕様
難関資格だけど、超難関資格までじゃない...と言ったところかな。しかし今回2023年5月のFP1級学科試験の合格率は難関資格の域を軽く超えてますな。

 

例年の合格率が10%前後であることを考えると、見逃せない動きであるのは明らかです。

FP1級学科試験に一体何が起きているのでしょうか。

 

FP1級学科試験の合格率の推移

FP1級学科試験合格率の推移

2021年9月 13.03%
2022年1月 6.67%
2022年5月 9.39%
2022年9月 12.28%
2023年1月 10.38%
2023年5月 3.51%




今回2023年5月受検回における合格率の低さが際立ちますね。

3.51%の合格率は、難易度が違うとはいえ、昨今の司法書士合格率よりも低いのではないでしょうか。

FP1級はたしかに難関資格ではありましたが、2023年5月受検回の合格率だけ見たら、超難関資格の部類に入ると思いました。

 

FP1級学科試験になにが起こっているのだろうか






合格率が急激に落下した背景には、一体何があるのでしょうか。

合格率がここまで落ち込む要因として考えられるとしたら以下二つ。

  1. 出題内容の難化
  2. 受検者層の変化

一つずつ要因分析をしていきます。

1.FP1級学科試験の出題内容の難化

 

クセがあることで有名なFP1級学科試験

重箱の隅をつつくように細かい論点が出題され、過去問に出てこないところほど出題される傾向があることから、「過去問があまり役に立たない資格」と揶揄している仲間がいました。

出題傾向は掴めるにしても、過去問と同じような論点が出題されることが少ないことから、過去問に頼り切って臨んだ受検生はその影響受けた可能性があります。

FP2級の感覚で受検した人が相対的に多かったのかもしれません。

 

2.FP1級学科試験の受検者層の変化

FP1級学科試験の受験者数

2021年9月 10,978人
2022年1月 7,958人
2022年5月 6,192人
2022年9月 5,347人
2023年1月 6,146人
2023年5月 4,381人





先にも少し触れましたが、FP1級学科試験に臨む受験者の質の変化があった可能性もあります。

FP1級試験と言えばどこか金融機関勤務の人が受検するイメージの試験という認識でしたが、ここ数年で大衆化した可能性も否定できません。

FP2級試験の感覚で受検した人があまりにも多く、論点の本質を理解しないまま受検した人が多かったのではないか、という仮説も成り立つのかもしれません。

 

FP1級学科試験合格率の低さから受け取れるメッセージ

FP1級試験は難化高止まりか。

いくらなんでもFP1級学科試験の合格率が低すぎます

受検者数が多く、合格者数を抑えなくてはいけなかったのか...という視点も検証しました。

しかしそれもあてがはずれております。

2023年5月の受検者数は4,831人とここ数年で一番少ない受検者数でした。

 

ではなぜそこまで合格者数を少なく抑える必要があったのでしょうか。

 

私は2つの仮説を立てています。

FP1級難化傾向における2つの仮説

  • 受検者数減少により資格のブランド力と社会的ステータスアップのため
  • FP1級のCFP®試験との一本化

あくまでも仮説なのでなんとも言えませんが、やはりFP1級が社会的認知度の高い資格にするための布石だった可能性があります。

それは次回の合格率を見ないとなんとも判断できかねますが、難関資格から超難関資格で社会的ステータスを上げることで受検者数の増加を狙ったのではないか、というのが私の見立てです。

 

もう一つにはCFP資格との統合があるのではないかと予想してみました。

ちょっと斜め上な予想ではありますが、ここまで難しいとCFP®経由によるFP1級がデフォになるように思います。

その道筋を立てて、きんざいの試験を回避させる狙いがあったのではないか...と思うのはさすがに行きすぎでしょうか。

ただ現状では、

 

CFP®合格→FP1級学科免除

FP1級合格→CFP®は一から学習して取得

 

これではあまりにもバランスが悪いと思うのです。

それを考えますと、いずれはFP1級にいたる資格取得の経路も統合されるとみていますがいかがでしょうか。

 

FP1級の難化は歓迎である。

FP1級の難化は基本的に歓迎。

2023年度5月度のFP1級試験の合格率の低さは様々な見方ができるでしょう。

そこにはいろいろな憶測が出てくるのも無理はありません。

 

FP1級学科試験の難しさはよく知っているつもりですが、私はFP1級資格のステータスといういう意味においては、かなり疑問をもっていました。

なのでこれはこれで有りかな、というのが私の見解です。

 

と言いますのも、今から30年前にFP1級に合格してたとします。

しかしそれでもFP1級ホルダーであるという事実に変わりありません。

時代の変化と共に取得当時の資格に対する有効性は薄まるばかりであり、それだとむしろ資格の価値が落ちてしまうわけです。

であればやはり今以上に難しい試験でなければ納得がいきません。

 

なのでこれは非常に良い傾向と言えますが、皆さまはいかがお考えでしょうか。

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