こんにちは。
本日2本目の更新です。
なんと大幅利上げを敢行したばかりのFOMCですが、年末にさらなる利上げを予定しているとのことです。
更なる利上げは世界経済に大打撃を与えかねず、かなり身構えておく必要がありそうです。
FOMCによるさらなる利上げは、金融システムの"終末論”になりかねない
昨年からFOMCによる利上げはかなりほのめかされていました。
それもあって多くの投資家は資金シフトをする猶予を与えられていたと思います。
この厳しいインフレ下でも金融システムが大きく乱れることがないのは、FRBによる戦略がうまくいっていたとする見方もできます。
利上げしたばかりのこの段階におけるこの声明は、金融マーケット全体に対するサプライズであったと解釈してもよさそうです。
大幅利上げを繰り返したものが積み重なっている現状において、どこかのタイミングで株価の大暴落も起こりうるのではないかと危惧しています。
欧州各国においてもエネルギー不足による株価暴落シナリオが見え隠れします。
米国発になるか欧州発になるかは定かではありませんが、年内の世界的金融恐慌の可能性もでてきました。
この金融恐慌は強烈で、既存の金融システムも壊しかねません。
もしかするとその後はガラガラポンが起こる可能性すらあります。
FRBの大幅利上げのみならずECBも利上げを検討。スイスは利上げをしてプラス金利に。
世界各国で利上げの動きが連鎖するかのように出てきています。
世界的なインフレがそのような金融政策をとらせているのは間違いありません。
しかし日本はどうなのでしょう。
この局面で利上げに関し世界各国と連動しないでいいのでしょうか。
さらなる円安を加速させないかが心配になります。
日本はオーバーシュートコミットメントの金融政策を掲げております。
2016年9月の日銀金融政策決定会合で日銀が新たに導入した政策枠組み「長短金利操作付き量的・質的金融緩和」の柱のひとつで、日銀が物価安定の目標とする消費者物価指数(CPI、除く生鮮食品)の前年比上昇率2%を一時的に上回ってもすぐに金融緩和政策をやめるのではなく、同実績値が安定的に2%を超えるまでマネタリーベース(資金供給量)の拡大を継続すること。
物価安定実現を目指し、物価上昇率が目標値を行き過ぎる(オーバーシュートする)まで金融緩和の継続を公約する(コミットメントする)日銀の強い姿勢を示している。引用:野村証券
そもそもからして2%の物価上昇率をめざしていました。
なかなか物価が上がってこなかった日本。
どのよううな形であれ物価があがったことに対しは、日銀が安どの表情を浮かべている姿が目に浮かびます。
それはたとえ悪いインフレであろうと、一定の成果をだしたことになるからです。
2%の物価上昇率を突破してはじめてスタートラインと考えていることもあり、日本にとってはここからがいよいよ重要なかじ取りとなります。
FOMCの利上げがトリガーに。これから長く険しい冬の時代に突入する。
FRBによる利上げがその合図を告げるように、2022年の秋冬から立て続けに厳しい時代になりそうです。
金融システムの崩壊を揺るがしかねない株価の大暴落も起こりえます。
既存の貨幣経済のあり方は大きな転換点を迎える可能性すらあります。
さらなる利上げ宣言のサプライズは、「身構えよ!」という注意喚起にしか聞こえません。
リスク過多で疲れる時代となりそうですが、常に笑顔でいたいものです。
1日1日を大切に。
所長