
熱も下がりだいぶ風邪もよくなりました。
新型コロナウイルスではないと願ってやみません。
風邪で会社を休んでいる間、ボーッとテレビを観る暇がたらふくありました。
印象的だったのが、あるワイドショーのコメンテーターが、
「日本もこれを機に、真剣にテレワーク化を促進するべきですね。そういう時代に突入したんだと思います。」
とおっしゃっておられたこと。
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●『通勤リスク』の軽減を図る企業も続々登場。
昭和から何一つ変わらないものといえば『通勤ラッシュ』ですよね。
通勤ラッシュの弊害は方々で言われてたわけですが、ずっと改善されぬままでいました。
今回の新型コロナウイルス騒動の際も、
通勤ラッシュで感染者と濃厚接触をして感染し、新型コロナウイルスを企業内に持ち込まれても困る...、という内情もあったのでしょうね。
そんなこともあってわざわざ通勤しないでも働けるスタイルはないものか、とあらためて注目を集めたのが『リモートワーク』だったというわけです。
NTTグループが最大で20万人のテレワークを実施するという流れを呼び込み、それが大きな話題となりました。
理由はどうあれ、ナイスですよ。
しかし僕の本音は、
というものでした。笑
●『リモートワーク』こそがライフスタイルと社会構造を大きく変える可能性を秘めている。
閉塞感漂う日本社会。
これを打破しなければ、日本の未来はないと思っているのであります。
と言うのも、超高齢化社会、少子化に伴い、社会保障費などの歳出が膨れ上がり、国家財政が破綻しかねない状況がいつかは訪れることも想定しておかなくてはならない時代になったのです。
それを回避するためにも景気回復させ、税収を上げて行かなくてはならないのです。
いえ、もちろんそれだけでは逼迫する日本の財政を立て直せるとは思っていません。投資も必要でしょう。
しかし個人も法人も、所得を上げなくては何も始まらないということです。
企業においては、今後、更に合理的に利益を上げていかなくてはいけないでしょう。
そのためにも働き方改革が必要となってきますし、それを成し遂げられなくては社会変革の起爆剤となるに至らず、この閉塞感はいつまでも続いていくことでしょう。
●日本の財政的な課題の少子化。少子化解決の切り札として『リモートワーク』に期待。
日本の赤字財政を担っていくであろう、日本の若者たち。
しかし、その若者たちがみるみる減り続けている。少子化の進行を食い止められず、最後のチャンスと言われた、第2次ベビーブーム世代にもベビーラッシュは起こりませんでした。
この国を衰退、滅亡から救うのはやはり子供たちの力によるところが大きいのです。
人口減少社会では景気回復など到底期待できません。
「少子化こそが国難」
とは良く言ったものでまさにその通りでしょう。
そうです、子供の数を増やさなくては、この国は持たないところまできているのです。
そのための前提として子育てのしやすい社会環境を作る必要があります。
子育て期間中だけでも、自宅で仕事が出来るようにならないものか...。
僕も何度同じようなことを考えたでしょう...。
今回の新型コロナウイルス騒ぎで明らかになったのは、最大20万人にも及ぶNTTグループの『リモートワーク』のように、
ということです。
なので『リモートワーク』を導入出来る企業から順に、これを機にそれを平準化し、ママさんの負担を減らし、日本社会が安心して子供を生み育てられる環境にしていって欲しい。
少子化という国難の克服を考えると、切実にそう願います。
それこそが負担が減るママさんのためだし、合理的な働い方で利益を出していける企業のためでもあるのです。
何より、消費行動も今までとは違ったものになるのは確実ですし、こういった社会構造を変革する意味でも、当たり前の働き方になって欲しいです。
ある面、それまた景気刺激策にもなりそうなものですけどね(専門外なのでその辺はわかりませんが。^^;)。
●『リモートワーク』がすべて!←こう主張しているインフルエンサー界隈には反発する。
しかしすべてが『リモートワーク』で完結するというわけではありません。
しかし、インフルエンサー界隈では、『リモートワーク』ありきの働き方こそが最高でありすべてだ、ぐらいの言い方で絶賛している様を見ます。
確かに、なるべくそのような働き方にならないといけないし、そうなって欲しい。
将来のこの国の姿を考えた時には有望な働き方だとも思う。そしてそう変わっていかなくてはならないのも事実でしょう。
しかし、それが全てではないのです。
インフルエンサー界隈の傾向として、白か黒かで物事を語りすぎます。
『リモートワーク』ができない人たちもいることを忘れないで頂きたいものですな。
医療従事者、介護従事者そして公共交通機関などインフラ系の保守に携わる人たちはそれらに該当します。
そのような方々についてまるで無視した形で、自らの主張を押し付けるのもどうかと思うのです。
残念ながらそのような姿に奢り高い人柄が垣間見えてしまうのです。そこにはその方々に対しての尊敬の念も感謝も念も見受けられません。
『リモートワーク』推進派の僕でけど、その人たちとは違います!!、と声を大にして申し上げて今日のエッセイを終わりにしときます。笑
ではまた。