
どうも。先日FP2級試験を受検してきたFPひろき(@fp_hiroki)です。
私、金融機関に勤めているんですけどね、FP2級受検を控えた後輩からよくこんな質問を受けるんです。
「FP協会ときんざいだったらFP協会で受検した方がよくないですか?
学習に励む部下たちのこの率直な疑問。
う〜ん..、わかるよ〜、わかる!!!!
この素朴な疑問を投げかけてくる部下たちって、勉強が進んでいる証だと思うんですよね。
なのですごく評価してるんです(まあ確かに合格しないと意味がないんですけどね笑)。
「FP協会」と「きんざい」の実技問題の違いや難易度がわかるということは、合格圏に届くところぐらいまで学習が進んでいると思うのです。
なのでこの質問をしてくる部下に関しては、次の試験で普通に合格するでしょうからあまり心配していなかったりします。
彼らの素朴な疑問に対して、「FP協会」と「きんざい」、一体何がどう違うのか少し掘り下げてみようと思います。
Contents
「FP協会」とは?「きんざい(金融財政事情研究会)」とは?
FP2級は2つの団体が試験を主催し、どちらを受けることも選択できます。
ではこの2つの団体はどのような団体なのでしょうか。以下の通りとなっています。
「日本ファイナンシャルプランナー協会」
特定非営利活動法人日本ファイナンシャル・プランナーズ協会(にほんファイナンシャル・プランナーズきょうかい)とは、ファイナンシャルプラニングの理念の確立と啓発・普及のため、その担い手となるファイナンシャル・プランナーの育成・組織化を図り、日本国経済ならびに国民生活の向上に寄与することを目的とした非営利組織である。
〜wikipediaより引用〜
「きんざい(金融財政事情研究会)」
一般社団法人金融財政事情研究会(きんゆうざいせいじじょうけんきゅうかい)は、金融財政に関する知識の啓蒙普及を行うとともに、内外の金融財政問題、金融機関経営分析等の総合的調査研究を行い、合理的金融財政政策の実現、金融市場、金融機関の健全な発展並びに学術の振興に寄与することを目的とした、一般社団法人。以前は金融庁主管、財務省および文部科学省共管の社団法人であったが、公益法人制度改革に伴い一般社団法人に移行。
〜wikipediaより引用〜
う〜ん、あまりピンときませんな...、という人も多いことでしょう。
試験日も受検資格も同じでありながら、この2つの団体のどちらでも受検できるということはお分かりになったと思います。
ではFP2級試験において、一体何が違うのでしょうか。
ズバリ、実技の問題が違うのです。
「FP協会」と「きんざい」それぞれの受検生の特徴や傾向
FP2級試験において、どちらの団体で受検をするのか悩ましいところです。
受検生の傾向としては、「FP協会」での受検生は、特段金融機関に勤務しているわけではなく、自主的に資格取得に向けて真摯に取り組んでいる方が多いようです。
「きんざい」はむしろ逆で、金融機関勤務の社員が、会社の団体申込を通して、半ば強制的に受検させられるケースがオーソドックスになっています。
積極的に学習に取り組んでいる「FP協会」の受検生と、半ば強制的に受験させられている「きんざい」の受検生。
モチベーション面で雲泥の差が生じるのは言うまでもありません。
いくら優秀な金融機関の社員とはいえ、勉強しなくてはFP2級合格は至難の業と言えます。
合格率にもそれが色こく反映されているのがその証でしょう。
「FP協会」と「きんざい」。実際どちらで受検した方がいい?の私なりの解答。
あくまでも私見になりますが、どちらの団体でも受検ができる立場であれば、「FP協会」の試験を選ぶのがよろしいかもしれません(出題傾向、出題方式をよく分析して、自分にあった方を選ぶのは言うまでもありませんが。)。
それはズバリなぜか。
「FP協会」の実技試験の内容はひねっている問題は少なく、比較的とっつき易いといえます。
実技試験とはいえ学科の問題に似ているので、あまり計算アレルギーを起こすことも少ないように思うのです。
「きんざい」は、一問間違えたりすると、次の問題も間違えるという連鎖が起こる問題が多いです。
問題数も少ないことから、一問落としたときの致命傷は計り知れません。
万が一学習が追いついていなくて捨て問を作って試験に望まざるを得ない時、そこが出題された際、すべてを失いかねない、というわけです。
まとめ
勉強が進んでいれば、「FP協会」で受検しようが「きんざい」で受検しようが、あまり関係ないことは言うまでもありません。
なのでどちらで受検したとしても、合格する実力を付けるための努力をすれば間違いないわけで、勉強を粛々と推し進めていくだけなのであります!
受検生のみなさま、頑張ってください!